最も崇高な芸術とは、人を幸せにすることだ。
19世紀アメリカに実在した興行師P.T.バーナムの半生を描いたミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」を観てみました。
力強い歌の数々と、大切なことを教えてくれる物語に涙しました。
「グレイテスト・ショーマン」とは?
タイトル | グレイテスト・ショーマン |
上映日 | 2018/02/16 |
上映時間 | 105分 |
ジャンル | ミュージカル |
製作国 | アメリカ合衆国 |
「グレイテスト・ショーマン」は、19世紀アメリカで活躍した興行師P・T・バーナムの成功を描いたミュージカル映画です。
幼少時代から貧乏だったバーナムが、妻子を幸せにするため挑戦と失敗を繰り返しながら、唯一無二のショービジネスで大成功を掴む波乱万丈の半生を描いた作品です。
2024年4月現在、アマゾンプライム会員であればAmazon Prime Videoにて字幕版・吹替版ともに無料で観ることができます。
「グレイテスト・ショーマン」の感想
ちょっと待って。
素晴らしすぎでしょ。
多様性の尊重、自己肯定、友情・家族の大切さ、失敗経験からの学び、、、人生において大切な要素を全てぎゅっと詰め込まれた作品でした。
特に、他人と違うことで笑われ、それに臆して日陰に隠れながら生きてきたマイノリティたちが、バーナムのサーカスに出ることでスポットライトを浴び、自分たちの個性を「これでいいんだ!これが私だ!!」と胸を張って誇りに思う姿に感動しました。
劇中歌「This is Me」が流れた際にはもう涙がぼろぼろ、、、
また、バーナムが富・名声に目が眩み、成功を追う本来の目的を見失ったとき、自分にとっての幸せとは何か、何のために成功したいのかの立ち返り、舵を切り直すシーンは胸を打たれました。
何度失敗してもただでは転ばない。失敗から何か学びや気付きを得て次に活かす。地道ながらも果敢に挑戦を続け、やがて成功に辿り着く。聡く、強い人でないとなかなかできることではないですよね。すごい。
そして最後に映し出されるバーナムが残した言葉が素敵。
The noblest art is that of making others happy.
―― 最も崇高な芸術とは、人を幸せにすることだ。
P・T・バーナム
この”芸術”という言葉、本作を通してわたしはバーナムの人生そのものも指していると感じました。
ここでいう”芸術”は、人によって”仕事”や”行動”、”生き様”など、様々な言葉に置き換えられると思うんです。
人生を終えるとき、誰かを幸せにできた、たくさんの人を幸せにできた、と胸を張って言えるような日々を送りたい。
落ち込んだときや目標を見失ったときに見返したい、人生の道標となりうる作品でした。