某日、友人の結婚式に参列したときの話。
披露宴の最中、新郎が新婦にサプライズで”あるもの”を渡す光景を見ました。
その”あるもの”とは、「好きなところ100」。
この「好きなところ100」とは、相手の好きなところを100ページ(つまり100個)書いて気持ちを伝えるプレゼントブックです。
しかし、このプレゼントブックをGoogle検索してみると、サジェスト(検索候補)には、、、
「好きなところ100 重い」や「好きなところ100 いらない」といったネガティブなワードがありました。
正直いらない?貰ったら重い?
そんな「好きなところ100」について、考えてみました。
『好きなところ100』ってどんなもの?
商品名 | present book 好きなところ100 |
発売日 | 2017/1/31 |
サイズ | 7.5 x 12 x 2 cm |
出版社 | いろは出版 |
『好きなところ100』とは、大切な人の”好きなところ”を100個挙げて贈る小さな本です。
下図のように、1ページに1つずつ書けるようになっています。
好きなところ100個も浮かばないよ~!という人のために、おてつだいカード(好きなところのヒント)も付いています。
贈る人も贈られる人も、お互いをより深く好きになれる、そんなコンセプトのプレゼントブックです。
『好きなところ100』は正直いらない?貰ったら重い?
結論から言うと、わたしの意見としては「貰ったら嬉しい」です。
友人の結婚式の際、新郎から新婦へ贈る姿を目の当たりにして1%のくすぐったさと、99%の感動を覚えました。
もちろんお互いの関係性にもよると思いますが、人からの言葉を純度の高いポジティブな気持ちで受け取れる素敵な贈り物だと思います。
家族から、恋人から、友達から、自分のファンから(わたしにファンはいないと思いますが。笑)、自分のことを想い時間をかけて好きなところを100個も挙げてくれるなんて、、、わたしなら嬉しくて泣いてしまいます。
とはいえ、いくら感動を述べたところで、貰ったことがない人間が言っても説得力がないと思いますので、実際にプレゼントされた人たちの声も調べてみました。
実際にもらった人たちの声
調べた範疇では、受け取り手の意見はポジティブな感想に溢れていました。
なぜ「重い」「いらない」のか?
検索エンジンのサジェストに「重い」「いらない」との言葉が出てくる要因としては、おそらく贈る側の不安な気持ちからきているのかなと思いました。
プレゼントして重くないかな?いらないなんて言われたらどうしよう、、、
そんな気持ちから検索をかけてみたり、以下のようなSNSの呟きに現れたりしているようです。
『好きなところ100』を実際に書いてみた
というわけで、実際にわたし自身もこの『好きなところ100』を書き、贈りました。
具体的な内容は恥ずかしいのでここでは書けませんが、だいたいこんなようなことを書きました。
- 性格
- 容姿
- 相手の得意なこと
- 相手の苦手なこと
- 自分と相手の共通点
- 相手の趣味
- 思い出深い場面
- お互いの関係値
- やってもらったことで心が動かされた瞬間
- 相手がもつ価値観・考え方
- 尊敬できるポイント
- 相手の生き様
渡して喜んでくれたことももちろん嬉しかったですが、そのほか、書き出すこと自体でよかったことがあります。
よかったこと①:幸せな時間ができる
本を綴る間、相手のことを100%考える時間になります。
この”相手のことを考える時間”っていうのが、すごく幸せなんですよね。
相手との思い出を振り返りながら、いいところを思い出し形にすることで、その時の記憶や気持ちがより強固な想いに変わります。
自分の想いがレベルアップした瞬間を感じることができる、これがまた幸せでした。
よかったこと②:”好き”が育つ
本を綴る最中は、当然ですが相手に対する気持ちと100%向き合うことになります。
そして、なんとなく自分の中にある気持ちを言語化することで、自分の中にいたふわっとした想いが輪郭を帯び、クリアになります。
形にすることで、相手にしてもらったこと、感謝の気持ちが大きくなり、その結果、相手に対する理解が深まって今よりももっと好きになります。
この気持ちが、相手に対して優しくなりたい、力になりたいと願い、その気持ちがより良い関係性を築こうというモチベーションに繋がります。
さいごに
『好きなところ100』について、わたしが思ったことを綴りました。
正直いらない?貰ったら重い?
わたしの調査では、お渡し検討中の方による不安な気持ちの表れが多いのかなと思いました。
ただ、事実として知恵袋では、「重いですか?」「いらないですか?」という問いかけに対し、「重い」「いらない」などの回答も見受けられました。
しかし、これらの回答は実際に貰ったことのある人による答えなのかはわかりません。
「重いかな」「いらないかな」と心配な気持ちを抱くあなたは、きっと相手のことを思い遣ることができる心根が優しい人です。
極論、受け取る側がどう思うかについては受け取り手の課題です。自分ではコントロールできない領域です。
わたし個人の意見としては、自分が貰って嬉しいと思えて、なおかつ、大切な人に気持ちを伝えたいという温かな気持ちでお渡しするものについて、考えすぎる必要はないと思います。
純粋な好きな気持ちを原動力に、時間をかけ、渡すプレゼントです。少なくともわたしは貰って嬉しいと感じます。
もし渡すかどうか迷っているなら、自分の気持ちに自信を持ってぜひ渡して欲しいなと思います。